架空の歓楽街・東京玉東を舞台にした白銀楼シリーズの大元となるお話。
玉東での話が主。
主人公は秋二と結ばれます。
電子書籍版もあります。

あらすじ

 この世界とは少し違う歴史を辿った東京、現代。
 そこでは、吉原を模して造られた歓楽街・玉東が隆盛を極めていた。
 江戸の街を彷彿とさせる障子窓の楼閣が立ち並ぶ通りを、花魁たちが闊歩する。
 春には桜並木が、冬には雪化粧をしたしだれ柳が街を彩るここは、東京玉東。
 中でも女子禁制のハイクラブ、白銀楼は男の傾城しかいない珍しさから人気だった。
 そこでトップを張る傾城が菊野(天野信)である。
 その魔性の魅力で一度はまったら抜けられなくなる「底なし沼の菊野」の通り名を持つ稀代の傾城。
 そんな菊野の元にある日、太陽のような少年、アンダーソン秋二がやってくる。その美少年に、菊野は一目で惹かれる。
 それは恋売ることを生業としてきた菊野の、本当の恋の始まりだった。

【CP】

クォーターの年下ワンコ✖️美形売れっ子(リバ)←サディストのマフィア
寡黙男前✖️小動物系大学生

もくじ ※現在移転作業中です。

登場人物・専門用語

プロローグ

第一章 現在
鶯庵
再会
魔性の男
故郷
未来

第二章 男の園・白銀楼へようこそ
出会い
約束
神は答えず
異変
献身
一本立ち

第三章 生き残るために
瑞貴※
事件
蟻地獄
愛は育むもの

幕間 色と光をもたらす者
前編 後編

第四章 白銀楼
章介
一樹
秋二
紅葉狩り
ランチ
共揚げ
和解
浴場

第五章 恋煩う男
敦也
焼肉パーティ
告白
笠原玲
パラダイス・前
パラダイス・後
秋二の水揚げ

第六章 招かれざる客
畠山浩二
アルバム撮影
哀しい贈り物
旦那さまごっこ

第七章 転機
尋問
調教・前
調教・後
説得
別れの宴
外の世界へ

第八章 外の世界
新たな生活
追憶
秩父旅行
浩二の秘密
登楼・前
登楼・後
上海

第九章 オリーブの目の太陽神
ニューヨーク旅行
再会
愛は道標
小岩雅貴
運命の日
愛ゆえに
オリーブの目の太陽神

エピローグ

◆前世編 阿武隈に吹く風
前編 後編


初稿 2017.9
脱稿 2023.5
電子書籍出版 2023.5
分量 約三十万字