白銀楼シリーズとは?

架空の吉原風歓楽街・東京玉東を舞台とした一連の作品です。
主人公・菊野 (天野信) が男花魁として玉東のトップに上り詰めるさま、その後をさまざまな視点から描いています。
ルート分岐型の小説であり、秋二ルート、マウリルート、章介ルートがあります。秋二ルート(オリーブの目の太陽神) がメインルートですが、その他のルートも単体で読めるようになっています。

秋二ルート: 『オリーブの目の太陽神』上中下巻 (電子書籍)

【あらすじ】

この世界とは少し違う歴史を辿った東京、現代。
そこでは、吉原を模して造られた歓楽街・玉東が隆盛を極めていた。
江戸の街を彷彿とさせる障子窓の楼閣が立ち並ぶ通りを、花魁たちが闊歩する。
春には桜並木が、冬には雪化粧をしたしだれ柳が街を彩るここは、東京玉東。
二十世紀後半に広域指定暴力団・長谷川会が東京郊外の山あいに造った、吉原風観光街である。

中でも一流のハイクラブが並ぶ紅霞通りは、その華やかさから平日でも多くの遊客でにぎわう通りだ。
紅霞楼、林華楼、阿川屋……。
ほとんどの店が女性の花魁をメインとする中で、一軒だけ女子禁制の店がある。
それが白銀楼だった。


男の花魁しかいないその店でトップを張る傾城が菊野(天野信)である。
その魔性の魅力で一度はまったら抜けられなくなる「底なし沼の菊野」の通り名を持つ傾城。
政界の重鎮から海外投資家までを手懐ける彼にかかって落ちない男はいないとさえいわれた。
そんな菊野の元にある日、太陽のように光り輝く少年・秋二がやってくる。
自分の見習いとして入ったその美少年に、菊野は一目で惹かれる。
それは恋売ることを生業としてきた太夫の、本当の恋の始まりだった。


白銀楼シリーズおおもとの話です。

単体で読めます。


※本作はムーンライトノベルズ、アルファポリス、及びサイトにて連載していた『太陽の子』を大幅改稿し、完成させたものです。(大筋は同じですが、展開・構成・結末が変わって、エピソード追加もされています)
※ルート分岐する小説ですが、そのうちメインルート(秋二ルート) のみをまとめたものになります。
※ハード目の表現・リバあり



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マウリルート: 碧眼の暗殺者 (連載中)

【あらすじ】

二十世紀後半に東京郊外に突如造られた吉原風の観光街・玉東。
そこは隆盛を極めた江戸文化に触れられる場所として、国内外の観光客から人気を集めていた。
そこで一度はまったら抜け出せない「底なし沼」の異名を取る傾城が、白銀楼の五代目菊野(天野信)である。
彼は男の傾城だった。

玉東で上り詰め、全てを手にした彼はしかしある日、突然店を去り、政界に入ることとなる。
そうして元キャリア官僚の佑磨と組んで、順調に日本の政界で成り上がってゆくが、そんなさなか、玉東時代の同僚である鶴見章介が元客の穂波誠一に誘拐される。
穂波は、こと章介に執着していた富豪だった。

章介が海外に連れて行かれたと知った信は、全てを捨ててイタリアンマフィアのバルドーニファミリーに助けを求める。
それが、マウリと信の出会いだった……。


金髪碧眼のイタリアンマフィアx日本人の元高級男娼
変態金持ちヤンデレ攻め→寡黙男前x小動物系御曹司

※無理矢理、暴力表現、監禁、攻めリバ要素あり

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※こちらは主人公がマウリと結ばれるルートです。玉東を出てからの話が主。単体でも読めますが、秋二ルートを読んだ後だとより楽しめます。
※分岐点は『オリーブの目の太陽神』中巻5章『笠原玲』付近です。